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NURO光。
以前からその存在は知っていましたが、最近何故かすごく気になります。
だから、「なぜ速いのか?速さの理由は?」「料金が高いのでは?」といった基本的な疑問点について調べてみました。
NURO光って何?
NURO光とは、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光回線のインターネット接続サービスです。
一般的な光回線が最大速度1Gbpsなのに対してNURO光は最大2Gbpsと通信速度が2倍速いのが最大の特徴です。
ソニーネットワークコミュニケーションズは、ソニーのグループ企業としてインターネットサービスプロバイダー(ISP)事業を行うため1995年設立、1996年からSo-netとしてISP事業を開始しています。NURO光のサービス開始は2013年から。
NURO光は速い
NURO光の最大の特徴でありセールスポイントはその速さです。
【速度比較】NURO光 vs その他光
NURO光 | 2Gbps(下り最大速度) |
一般的な光 | 1Gbps(下り最大速度) |
「一般的な光」とはNURO光以外の光回線サービス(フレッツ光・ソフトバンク光・OCN光など)のことを意味します。
つまり、NURO光とその他のサービスを比べると速さに2倍の差があるわけです。これって結構すごくないですか?言ってみれば「ザクとシャアザク」みたいなもんですよね。
更にNURO光が凄いのは、これよりもっと速いサービスもあることです。
NURO光の個人向けサービス一覧
NURO光 | 下り最大2Gbps |
NURO光6Gs | 上り下り最大6Gbps |
NURO光10Gs | 上り下り最大10Gbps |
NURO光20Gs | 上り下り最大20Gbps |
2Gbpsでも「速いな」と感じるのに6Gbps、10Gbps、さらに20Gbpsまでくるとどんな世界なのか想像もできません。
ちなみにこの20Gbpsという通信速度、2020年3月時点の個人向け光回線インターネット接続サービスにおいて世界最速です。
最大速度の表現にある「上り」「下り」とはそれぞれ、「アップロード」と「ダウンロード」のことです。ウェブサイトや動画をストレスなく見るためにはダウンロード、つまり下りの通信速度が速いことが重要になります。
NURO光はなぜ速いのか?
NURO光がその他一般的な光回線よりも速いことはわかったとして、じゃあなんで早いのか?という速さの理由が気になる人もいるかと思います。
NURO光の速さの理由、それは一般的な光回線とは違う規格の通信方式を採用しているからです。
【通信規格】NURO光 vs その他光
NURO光 | その他光 | |
規格名称 | G-PON | GE-PON |
最高速度 | 上り:1.25Gbps
下り:2.5Gbps |
上り:1.25Gbps
下り:1.25Gbps |
一般的な光回線サービスが採用している規格はGE-PONという規格なのに対してNURO光の方はG-PONという規格が使用されています。
そしてそれぞれの規格の最高速度がGE-PON(一般的な光)の下り1.25Gbpsに対してG-PON(NURO光)が2.5Gbpsということで、ここでもNURO光の最大速度の方がきっかり倍の速さがあることがわかりますね。
G-PONとGE-PONの違いについても調べてみたのですが、、、
ということで詳しく調べていくときりがないので若干強引にまとめると、要するに「NURO光と一般的な光では通信方式が違う」という理解でOKかと思います。
例えるならば、一般的な光回線がワゴン車だとするとNURO光の方はトラックというくらいのイメージでしょうか?ワゴン車とトラックを比べたらどちらが荷物を多く運べるか一目瞭然ですよね。
NURO光はどれくらい速いのか?
じゃあ実際にNURO光を使ったとして、スマホなりパソコンなりで体感できる速さの違いがどれくらいなのか?ということですが、、、
こちらのStudio Radishさんのサイトに投稿されていた「みんなの測定結果」を使わせて頂いて、NURO光とフレッツ光の実測結果の比較をしてみました。
【実測比較】NURO光 vs フレッツ光
NURO光 | フレッツ光 | |
平均速度 | 上り:264.4Mbps
下り:494.7Mbps |
上り:82.3Mbps
下り:192.5Mbps |
最高速度 | 上り:718.6Mbps
下り:913.8Mbps |
上り:123.1Mbps
下り:437.2Mbps |
最低速度 | 上り:49.95Mbps
下り:21.2Mbps |
上り:6.5Mbps
下り:1.4Mbps |
(測定場所:東京都)の条件で2020年7月28日15:00時点での直近10件のデータを抽出
これを見て皆さんはどう思われますか?僕は予想していたよりわかりやすい差が出たのでびっくりしつつ、ちょっと嬉しいです。
この結果からわかることは、
まず「実際使ってみるとNURO光のほうがフレッツ光よりも倍以上は速いんじゃないか?」ということです。平均速度・最高速度・最低速度、どの計測結果を見てもフレッツ光の倍以上の数値になっています。
それからNURO光が謳っている最大速度2Gbpsに対して実測の最高速度が約0.91Gbpsで、フレッツ光が謳っている最大速度1Gbpsに対して実測の最高速度が約0.44Gbps「実際の使用時に感じる最高速度は規格上の最大速度の約半分」ということもわかります。
光回線の最大速度は基地局から設置施設内の終端機器の間の速度を示しており、ユーザーが端末で実際に感じる速度はそれよりも低くなります。NURO光の場合は有線1Gbps、無線1.3Gbpsが実際に使用する際の最高速度です。
つまり、自宅に設置された機器までは最大2Gbpsで来て、そこから先をどうやって繋ぐかで実際に体感できる速度は変わるのですが、そもそも500Mbpsでしか来ていないものを1Gbpsに加速することはできないわけで、自宅で快適にインターネットを楽しむためには自宅の入り口までの速度が早いに越したことはないのです。
したがって、フレッツ光のような一般的な光回線よりも、NURO光のほうがより快適にストレスなくインターネットを楽しめるといって間違いないでしょう。
NURO光の料金は?
ここまででNURO光の優位性は十分にわかって頂けたかと思いますが、「じゃあNURO光の料金はどうなのか?それだけの良いサービスならばきっと料金も高いに違いないはず。」と考えても不思議はありません。
しかし意外にそんなことも無いようで、一番人気のあるプランのNURO光G2Vプランが月額で税抜4,743円です。そんなに「高い」という感じでもありませんよね?
しかもこの税抜4,743円のなかには「プロバイダ料金」と「セキュリティーサービス」と「無線LANルーター」が含まれており、それと一般的な光回線に比べて倍の速さがあることをあわせて考えるとかえってお得な気がしないでもありません。
NURO光G2Vプランに含まれるもの
プロバイダ料金(So-net) |
セキュリティーサービス(カスペルスキー) |
無線LANルーター(終端装置と一体型) |
この中で、僕が特に「良い」と思っているのが無線LANルーターで、終端装置と一体型になっているため場所も取らず、ルーター周辺にありがちな「コード類でゴチャゴチャ」としなくて済みます。
またNURO光の売りである速度を最大限生かせるよう設計開発されており、快適性や安定性が高いです。
僕が今現在利用しているソフトバンク光の月額料金はプロバイダ料金まで含めて税抜3,782円ですが、セキュリティーと、無線LANルーターまでセットにするとNURO光よりも高額になります。
なのでNURO光の料金は「業界最安レベル!!」とかではないにしても、サービスの内容を考えれば十分お得感もあると言えるでしょう。
まとめ:NURO光、とても気になる
WiMAXからソフトバンク光に乗り換えてから一年と数ヶ月、ふとしたきっかけで気になりだしたNURO光ですが、色々調べるうちに「思ってたよりもお得かも」という気持ちが強くなり、いまではすっかり乗り換えたいモードに突入しています。
コストパフォーマンスだけでなく、あえて同業他社とは違うG-PONという通信規格を採用したり、ユーザーの求める「速さ」に応えるために無線LANルーターと一体型の終端装置を開発したりといったサービスの根底を貫く精神にソニーらしさを感じてとても魅力的です。
インターネット接続サービスなんてどれでも大差ないと思っていましたがそうではなかった。とりあえずそれがわかっただけでも嬉しく思います。