椿(相模侘助)の盆栽を植え替える

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久しぶりに椿の盆栽の植え替えをしました。

相模侘助とは

椿のなかでも小さい花が咲くものを「侘助」と言います。

相模侘助はその侘助の一種で、冬に桃色がかった小さな花を遠慮がちに咲かせます。

これは一昨年の様子ですが、非常に良いですね。

咲いた花はあっさりと落ちてしまうことが多く、咲いてからはそれほど長い期間楽しめません。

ですが蕾が大きく膨らみ、今か今かと花が咲くのを心待ちにする時間も楽しいですし、それも含めて寒い時期を彩ってくれる存在です。

昨シーズンは花が咲かず

しかし、毎年楽しみにしている椿の花が昨シーズン(この前の冬)は一輪たちとも咲きませんでした。咲きそうな気配すらありませんでした。

いつもの年ならば秋口あたりから枝の先端が少しずつ膨らみ始めるのですが、昨シーズンはどの枝の先端も「しーん」と押し黙ったままで動きがなく、非常に寂しかったです。

原因は何かと考えてみると、、

  • 手入れをしていない
  • 切ってはダメなところを切った

こんなところだろうと思います。

実はつい先日かなりバッサリ剪定をしてしまいまして、「切ってはダメなところを切っていないかどうか」はもう少し時間が経過してみないとわからないのですが、、

そういえば、しばらく植え替えもしていなかったのを思い出しまして、反省の念を込め、久しぶりに植え替えをした次第です。

植え替え前の様子

植え替える前の様子がこちらです。

基本的には植え替え後もこんな感じでOKかなと。

鉢の中で伸びているだろう細かい根っこをスッキリさせ、鉢についてしまった白いの(水道水に含まれるカルキやカルシウムなどのミネラル分が付着したもの)をできるだけ落としたいです。

植え替えます

それでは実際に植え替えた様子をお見せしましょう。

苔を剥がす

まずはこんもりフカフカの苔を剥がします。

この苔は植え替え後にまたかぶせる予定なので水を含ませて脇に置いときます。

鉢から抜く

そしたら次に、優しく揺するようにしながら椿の幹を抜きます。思ってたよりあっさり抜けました。

根の整理

引き抜いたらバケツの水の中で根をほぐしつつ、余分な土をできるだけ落とします。

そして細かい根をハサミで切り、いい感じに整えます。だいぶスッキリしましたね。「こんなに切って大丈夫なのか?」と思っている人もいるんじゃないでしょうか?(実は僕も思っています。大丈夫かな、、)

まあ大丈夫だろうと言い聞かせ、植え付けるまで少し時間が空くので水につけときます。

鉢を洗う

さて鉢です。

この白いカリカリしたのをなるべく落としたい。

ということで、少し水につけておいてから、、

カッターでカリカリこそげ落とした結果がこちら。思ってたよりキレイになりませんね、、、水で濡れている状態のときはもっとキレイになっている風だったのに、乾いてしまうと白いのがまだまだひっついていますね。

しかしこればかりやっていては埒が明きませんので「あとでやろう」と心に決め、次のステップへ進みます。

植え付ける

さて植え付けです。

鉢底のネットを戻し、

大粒の赤玉土を底に敷き、

その上に盆栽用の混合土を注ぎ込み、

鉢底の穴から通した針金で根っこを固定しつつ、いい感じのポジションになるように調整しながらセットします。

そして最後に苔をファサッと被せて完成です。

本当はもっと植え付けるときの写真を撮る予定でしたが、思ったよりも余裕がなくて撮りそこねました。

仕上がり

仕上がりはこんな感じになりました。

鉢も植え替え前よりはきれいになりました。

植え替え前との比較

植え替える前の様子と比べてみましょう。

植え替え前

植え替え後

樹形も植え替え前よりきれいに見えます。苔も適度なボリュームになり、生えていたぺんぺん草みたいなのも抜いてスッキリしました。

鉢も植え替え前の様子に比べると断然きれいです。

洗う前の鉢

洗った後の鉢

良いですね。非常に良いです。

おまけ

苔が余ったので、苔だけの小鉢を仕立てました。

「仕立てました」というほどのことはないのですが、、

定着してくれたら良いですね。

今回の反省

手入れはこまめに

やはりお手入れはこまめにやらないといけません。

たまには飾るべし

外に出しっぱなしだと「水やっておけばOK」になってしまいがちなので、たまには室内に飾って鑑賞しないとダメですね。

撮影難しい

この植え替えは記事にするつもりでやり始めて、「まあ適当にやりながら写真取れば大丈夫でしょ」と高をくくっていましたが、そんなに簡単ではなかったです。

次の機会にはもっと要領よくやりたいとは思いますが、どうでしょうか?

しかしまあとりあえず、今晩は美味しいビールが飲めそうです。

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