この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
超久しぶりの東海道歩き。
前回の投稿と同じ日に続けて歩いたのですが、遅筆のためアップ日がずれています。
記事を書くのに時間がかかったため投稿日が6月になりましたが、実際に歩いたのは5月中旬です。
前回のおさらい
前回(といっても同日ですが)は神奈川宿から保土ケ谷宿まで歩きました。
準備不足だったせいで途中道を間違えてたのが悔やまれますが、そのおかげで興味深い発見もあったので良しとします。
事前準備・持ち物・服装
事前準備、持ち物、服装については、この前の記事と同じ日に歩いたので割愛します。
歩いたルート
歩いたルートはこちら、およそ9.4kmです。
午前中に神奈川宿〜保土ヶ谷宿を歩く際にガーミンを起動するのを忘れており、「しまった!午後は絶対に忘れずに記録を取るぞ!」と思っていたのですが、お昼を食べて歩きはじめるときにはすっかり忘れてしまいました。
ということで、今回はガーミンでの記録計測はありません。
道中の様子
保土ヶ谷駅〜元町ガード
ということで、戸塚駅前のマクドナルドで昼食を済ませ、スマホの充電をしてからのスタートです。
まずは旧東海道のルートまで戻ります。
この細い道、商店街になっていますがここが旧東海道で、かつての保土ヶ谷宿の中心です。
保土ヶ谷宿の問屋場跡を確認。
商店街を抜け、現在の東海道にぶつかったところに、、
保土ヶ谷宿の本陣跡があります。
現在でも古い建物が残されてはいますが、、、
割と傷んでいます。
保存されているというか、放置されているという感じですね。
本陣の近くには脇本陣の跡があります。
現在は消防団の分団本部がありました。
またその近くには旅籠屋の跡。
昔は賑わっていたのでしょうね。
やや進み、川沿いの道すじに一里塚跡と上方見附跡。
江戸から8番目の一里塚があったそうです。
一里=約4kmとして、日本橋から約32kmといったところでしょうか。
一里塚の川向うには外川神社があります。
保土ヶ谷宿内にあった出羽三山講の講元(リーダー)が、山形県最上郡の外川仙人堂を勧請(祭神を分霊して他の神社に移すこと)したものだそうです。
出羽三山は山形県の月山・羽黒山・湯殿山の総称ですが、東日本の広い範囲で信仰を集めていたそうです。→出羽三山(Wikipedia)
ちなみに勧請(かんじょう)というのはもともと仏教用語でしたが、神仏習合により神道にも使われるようになりました。勧請によって分社・分霊しても効果は変わらないそうで、、、面白いですね。
神社を拝見したところでもとに道に戻ります。お地蔵さんを遠くから失礼して撮影。
保土ヶ谷二丁目の歩道橋で道の向こう側に渡ります。
国道1号を歩道橋から。しかし天気が悪い。
歩道橋を渡り右の側道へ入ります。こちらが旧東海道です。
看板が出ています。
保土ヶ谷〜戸塚間にはポイントに看板があって助かりました。
いかにも旧街道らしい道にホッとしつつ進みます。
しばらく進むと樹源寺があります。
日蓮宗のお寺、1682年の創建とのこと。樹源寺(公式サイト)
またしばらく進むと、、
趣のある鳥居を発見、この奥にはお稲荷さんがあるそうです。このスケール感が良いですね。
お稲荷さんを過ぎてまもなくぶつかる丁字路が元町ガード、ここを左折します。
元町ガード〜環状2号
元町ガードを左に曲がります。
ここにも案内看板があって親切。
今井川を渡ります。
鯉のぼりがかかっていました。
今井川を渡ってすぐに右側の側道へ。こちらが旧東海道です。
ここからは上り、権太坂に入ります。
旧東海道権太坂の改修記念碑。
横浜横須賀道路を陸橋で横断し、、
本格的に権太坂を登ります。
間違えて自分の名前を答えてしまったお年寄りが「権太坂」という名前の由来だそうで、ほのぼのしながら進みます。
県立光陵高校を通過。
また学校に突き当たったところで右方向へ。
案内看板が助かる。
このあたりで権太坂を登りきった感じになります。
境木立場跡、昔の休憩ポイントですね。
境木地蔵尊、お堂が立てられたのは1659年。参拝客目当てのぼた餅屋ができるほど賑わったらしいです。→境木地蔵(Wikipedia)
ちなみに1659年は忠臣蔵で有名な大石内蔵助が生まれた年。
焼餅坂を下ります。その昔、茶屋が並び焼き餅を売っていたから焼餅坂だそうです。
道が細くなり、お腹が痛くなり、心細くなっていく、、
品濃一里塚、道の両サイドに現存する一里塚は希少だそうですが、、、
あまりじっくり見る余裕がありません。
しかも工事現場的に囲われていてよく見えない、、、しかし、こんもり盛り上がっている様子はなんとなくわかります。
少し開けたところに出ます。住宅街ですね。
住宅街過ぎて「本当に旧東海道なのだろうか、、、」と不安になりますが、、、
電柱に案内があり、ひと安心。
さらに進み、、
どんどん進み、、
下り坂の途中、カーブに差し掛かるところで品濃坂上の案内板を発見。
ちなみに「品濃=しなの」とは段差を表す古語で、「級」「科」などとも書きます。山麓の傾斜地を表す地名として残っているそうです。
長野県と岐阜県の一部を昔は信濃国と呼びましたが、あの辺りも山ですね。もっとも信濃国については、科の木(シナノキ)が自生していたことがその名の由来であるとの説もありますので、諸説あるというところです。
ここの階段を降りて、、
陸橋で環状2号を横断します。
環状2号〜戸塚駅
環状2号を渡り道の向こう側へ。
するとすかさず案内板があります。
実に旅人に親切です。
案内板に従い、右方向へ進みます。
細かく案内があります。ありがたい。
水路沿いに進み、
大きめの道に突き当たったところでまた案内が、道を渡って直進します。
少し先にデイリーヤマザキを発見。
いつのまにか腹痛もおさまっていましたが、あそこでトイレ&休憩をします。
トイレをお借りして、コーヒーとシュークリームで少し休憩。
ありがとうデイリーヤマザキ戸塚上柏尾店、このご恩はきっとしばらく覚えています。
さてすでに戸塚区に入っていることに気が付き、トイレの心配もなくなったことも手伝って、しかもおやつを食べたので元気になりました。
しばらく細い旧街道を歩いてきましたが、ここで再び現東海道国道一号がと合流します。車が沢山走っていますね。
しばらく国道一号を進みます。
ヤマザキパンの大きな工場がありました。他にも大きな工場や研究所が国道沿いに並んでいます。
しばらく進んだ後、この不動坂の案内板のところでまた左の側道へ。
本当に親切で助かります。
道沿いにレンガ造りの古い建物を発見。
鎌倉ハムの倉庫だそうです。かなりの存在感を放っています。
また川にぶつかります。
案内板に従い、川沿いを進みます。
それにしても天気が悪い。
川を渡り、再び国道に合流します。
宝蔵院です。真言宗のお寺みたいですね。
大きなイオンがあります。
イオンの駐車場の端っこに戸塚宿の江戸方見付跡がありました。
もう戸塚宿です。
目指すは戸塚駅、もうすぐです。
しばらく進み、橋のたもとで広重の浮世絵を発見。
橋を渡って進みます。
川岸は一面の緑に覆われていました。
橋を渡ってまもなく右手に現れたのは善了寺。
公式Youtubeチャンネルがあるそうです。
戸塚駅の東口に到着!
しかし戸塚宿の本陣跡は西口にありますので、歩道橋で線路を向こう側に渡ります。
線路沿いにたつ案内板。
大きくて立派な歩道橋です。
さて戸塚駅の西口に出まして、道沿いにやや進むと本陣跡があります。
本陣跡の少し奥まった先には神社がありました。
こじんまりとして、素敵な神社です。
その後脇本陣跡を発見。
脇本陣跡は駐車場になっているようです。
さらに駅の方に戻って、もう一つの本陣跡を発見。
こちらは大きなオフィスビルになっていました。
ということで、ノルマ達成。帰路につきます。
ところで、戸塚駅前の大きな交差点はスクランブル交差点ではありませんが、皆がスクランブル交差点のように縦横無尽に渡っていたのが印象的でした。
本来は、斜め横断できないそうですよ。
戸塚駅の駅ビルに到着。
構内には広重の浮世絵がありました。
記録
距離 | 約9.4km |
所要時間 | 約3時間 |
反省
今回の反省は、
- 途中の腹痛
- 下調べ不足
という2つですね。
まず途中の腹痛については、前日の夜に辛いものを食べたせいです。
僕は辛いものを食べるとかなりの確率でお腹を壊します。それを知っていたはずなのに、「まあ、大丈夫だろう」と慢心してしまいました。
おかげで途中の品濃坂あたりではかなりやばい感じになりましたがトイレも見つからず、なんとか耐えて乗り切れましたが、一歩間違っていたら漏らしていたかもしれません。
それこそ大事故に繋がりかねなかったので、次回以降は体調管理に十分気をつけねばなりません。
次に下調べについて。
今回は事前のルート確認をせず、スマホを見ながら歩けばいいだろうと思っていましたが、やはりそれは間違いだったと思います。
しょっちゅうスマホでマップを確認しつつ、さらに写真を取りつつだとバッテリーが持ちません。戸塚駅についたときにはバッテリーが残量が3%しかありませんでした。
また、後日歩いたルートを確認したところ、歩いたルートの近くにはコンビニ以外にも公園のトイレがあることがわかりました。つまり、事前に下調べをしておけばあんなに腹痛に苦しまなくても済んだかもしれないのです。
ということで、次回以降はしっかりと下調べをして、コンビニやトイレはもちろん見るべきポイントなどについての情報を持って臨みたいと思います。
そのために、国土地理院の地図も買いました。
日帰りとはいえ、旅をなめてはいけませんね。反省です。