PROTEC トランペットケースのレビュー【PB-301CT Black PRO PAC】

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最近トランペットの練習をはじめました。

練習時の持ち運びに便利なPROTEC(プロテック)のトランペット用ケースを購入したのですが、、、これが自分的にかなりヒットだったのでレビューします。

結論を先に言うと、値段が少し高い以外は自分にとってパーフェクトでした

購入のきっかけ

トランペットの練習を始めた

子供が使わなくなったトランペットが家にありまして、「トランペットがあるんだったら吹いてみるか」という軽いノリで練習を始めてみました。

しかし自宅マンションでは音を出すことはできないので、たまに時間を作って楽器演奏OKのレンタルスタジオに通っています。

付属のケースは激重&持ちにくい

ところが、トランペットに付属していた収納ケース(見るからに丈夫そうな箱)はすごく重い!しかも持ちにくい!、、、そもそも徒歩や電車で持ち運びすることを想定していないのでしょうね。

とてもじゃないけど毎回こんなの持ち歩けないし、この四角くて重たい箱を持っていかなければならないと考えただけで練習する気が失せる。ということで「必要な先行投資」と判断し、持ち運びしやすいトランペットケースを購入しました。

PROTEC(プロテック)とは

PROTEC(プロテック)はアメリカのカリフォルニアに本社を置く企業です。設立は1969年と古く、創業時からプロの音楽家向けの楽器収納ケースを作り続けています。
参考
Home – Protecプロテック公式サイト

プロテック公式サイトをみて貰えればわかりますが、とにかくいろいろな楽器向けのケースを製造しています。最近では、つけたまま演奏できるマスクなんかも作っているようです。

デザイン

プロっぽい雰囲気

楽器屋さんの店頭で見たときの僕の第一印象は、「なんかプロっぽくてかっこいいかも」というものでした。

全体のシルエットや色、素材、金具など含めた質感などなど、、、総合的に見て、安っぽくなくて丈夫そうで機能的で、なんというか「できる」風な雰囲気がして気に入ってしまいました。

ということで、当初の予算を大幅に超える金額だったのにも関わらず購入してしまったのですね。

テーパーがついている

また、末広がり&先すぼみであるトランペットの形に沿うようにデザインされているので厚みにテーパーがついています。

このテーパーがついていることによってかなり持ち運びしやすい形状になっており、ショルダーストラップで肩がけにしたときのフィット感が全然違います。

いかにも丈夫そうな印象

外装には「1680バリスティックナイロン」という超丈夫な素材が使われています。どれくらい丈夫かと言うと、米軍の装備品に使われているくらいの丈夫さです。

また僕が選んだ色が「黒」なので見るからに丈夫そうですし、「しっかり守られてる感」がすごいです。

細部に漂う安心感

全体的な印象もさることながら、細部にも、いや細部にこそ「安心・安全」と感じさせるこだわりが見て取れます。

例えばジッパーの金具、ストラップ先端のフック、取っ手と本体の縫製部分、設置のためのゴム足、などの箇所が非常にしっかりと作られています。こういった部分に「大切な楽器を守る」というメーカーの気概が感じられて非常に安心感、信頼感があります。

サイズ

長さ 約56cm
約21cm
厚み 約23cm

割とコンパクトです。

重さ

重さ 約2kg

トランペットをしっかりホールドしつつ衝撃から守るための緩衝材があるので、バッグ自体の重さもそれなりにあります。バリスティックナイロンも軽量素材ではないですし。

なので、トランペットを入れたときには決して「軽い」という感じではないです。

ですが、「重い」と感じるかと言うとそんなことはありません。持ちやすいように考えて作られているから、実際の重量よりも負担を感じないんじゃないかとは思います。

収納力

B♭トランペットが収納できる

ここちょっと要注意で、このバッグに収納できるのはB♭のトランペットです。

なんでもトランペットにはいろいろな種類があるようなのですが、このPROTECのPB-301というトランペットケースはB♭トランペット用に作られています。

なので、もし購入を検討している人は、自分のトランペットが入るのかどうかは確認必須です。

マウスピースホルダーがある

メインとなる収納部にはトランペットがぴったり収まる凹みとは別に、マウスピースが一つ入る穴が用意されています。

簡単な作りのバッグにはマウスピース専用の収納スペースはなかったりしますが、あるのとないのでは結構違うと思います。トランペットケースとは別にマウスピース用のケースも用意することになると、面倒だし紛失したりしそうですしね。

サイドポケットが便利

トランペットを収めるメインスペースとは別に、小物類を収納できるサイドポケットがありまして、これが非常に便利で重宝しています。

トランペットのメンテナンス用品(オイルとか)を入れられるようになっているようですが、僕の場合は財布とかエコバッグとか家の鍵とかを入れて、このバッグ1つで練習に出かけています。

ちょっとそこまで行く荷物ならば、十分ここに収まるのでは。

機能性

機能的で使いやすいと思います。そう感じるポイントをいくつかご紹介します。

持ち手が2つあって便利

「横持ち用」と「縦持ち用」の2つの持ち手がついています。

普通に持ち運びするときは主に横持ちするかと思いますが、電車に乗ったりするときには横持ちするとじゃまになるので縦持ちになります。

なので、「横持ち」「縦持ち」それぞれの場合用に持ち手がついているのは便利です。

特に「良い!」と感じているのが縦持ち用の持ち手です。

これが「ペタッ」とならないのが持ちやすい

持ち手の太さや長さが電車内でのちょっとした移動にちょうどいい感じですし、特筆すべき点として、持ち手内部に芯が入っていることによって、持ち手が不使用時でも「ペタリ」と完全に寝てしまわないので、持ち手を掴みたいときにすぐ掴めます。

こういう細かいところの仕様で、持ち運びの快適性に大きな差が出るのだと思います。

ショルダーストラップもしっかりしている

肩がけできるように付属しているショルダーストラップもしっかりとしています。

特に肩に当たる部分のパッドが肉厚で弾力があり、いい感じで肩の負担を軽減してくれる気がします。「ストラップが肩に食い込んで痛い、、、」ということにはならなそうです。

ゴム足も2箇所あって親切

横置き用ゴム足

縦置き用ゴム足

バッグを置くとき用の「ゴム足」も、横置き・縦置き、それぞれの場合に対応した箇所に設置されています。

このゴム足もバランス良く配置されており、また全体のデザインに調和するように形状・大きさが考えられており、非常に好印象です。

さらに、エッジ部分をカバーするようにゴムのバンパーも取り付けられています。

エッジ部のバンバー

このバンパーがまさに「痒いところに手が届く」という感じで、バッグを持ったり置いたりするときに擦りがちな角をうまい具合にカバーしてくれます。

ファスナーに鍵をかけられる

これは使い始めてからしばらくして気がついたのですが、トランペットを入れるメイン収納部のファスナーに鍵をかけられるようになっています。

メイン収納部のファスナーにはスライダー金具(開け締めする際に持つ金具)が2個ついており、それぞれの端にちょうど重なるような形で輪っかがついています。

その輪っかを重ねて南京錠をかけるとファスナーが開かなくなります。つまりロックできるわけです。

、、、まあ、バッグ自体がそう重いものではないので、バッグごと持っていかれたら鍵の意味もないかもしれません。

しかし、防犯において「鍵がついている」という心理的障害を高くしておくことには一定の効果があると考えられますので、大切な楽器を悪意から守るためには有効なのでしょう。

サイドポケット内部の収納

そしてバッグ側面のサイドポケット内部にもオーガナイザー的なものがついています。

仕様としては、ファスナー付きポケット大と小、それからペンポケットが3つです。ここにメモとかペンとか、なんだったらお札とか小銭とかカード類も入れておけるので、ちょっとした練習にはこのバッグ1つだけで出かけられます。

本来はオイルなどのメンテナンス用品やチューナーなどを入れることを想定しているようですが、割と広めでマチもついているので多少の奥行きもあり、そこそこ物が入ります。

ネームタグもついている

さらに、レザー調のネームタグまでついています。

ネームタグには住所や氏名などの個人情報が記載できるようになっていて、万が一の紛失時に戻ってきやすいように考えられているようです。

個人的には個人情報を引っさげて出歩くことに抵抗があるので、今のところは何も記載せず、ネームタグは空白のままでサイドポケットにしまった状態です。

しかしこのネームタグ、試してみたところ、ちょうどカードが収まるようなのでパスケースの代わりに使っても良いかもしれません。

バックパックにもできる(オプション)

これはオプション仕様になりますが、別売りのバックパック用ストラップを購入すると、リュックのように背負って持ち運びできるようになります。

感想

感想は、冒頭にも書いたとおり、値段が少し高いところ以外はパーフェクトでした。

しかしよく考えれば値段も妥当かなと思います。良いものにはそれ相応の対価を払って然るべきなのです。

良いところ

デザイン、持ち運びのしやすさ、機能性、全て良しです。大変満足しています。

悪いところ

悪いところは、、、ないですね。

強いて言うならば、当初の予算をオーバーする価格だったことくらいです。しかし、費用対効果を考えると決して悪くありません。

買ってみてどうだったか

このバッグを買う前と買った後とでは、トランペットの練習に行くときの気持ちが全く違います。

買う前は、「トランペット吹きに行きたいけど、この四角くて重たい箱を持ち運ぶのは気が重い、練習に行くのだるい」という気持ちだったのが、、、

買った後は、「トランペット吹きに行きたい、よし行こう。このバッグ持ち運びしやすいしかっこいいから気分が良い。なんか嬉しい!」という感じになりました。

これくらいの出費でトランペットの練習を継続しやすくなるのならば、むしろ安い買い物だったのではないかと思っています。

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