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横浜市職員の社会人採用試験を受けてみました。
来年度の受験を考えている人の参考になるかもしれないので体験記としてまとめておきたいと思います。
きっかけ
少し思うところがあって受験してみました。
これからの生き方を考えたときに選択肢の一つとしては悪くないのではないかと思い、「とりあえ勉強してみよう」とテキストを買って勉強を始めたところ、なぜか勉強が楽しくなってきて試験本番までたどり着いたという感じでした。
受験結果
受験結果は、
一次試験(筆記試験) | 合格 |
二次試験(面接) | 辞退 |
でした。
一次試験に合格した後、「本当に横浜市の職員として働きたいのか?」と自問自答の日々を過ごし、「なんか違う気がする、、、」という結論にたどり着き、僭越ながら辞退しました。
準備期間
準備期間は約200日です。
3月上旬に勉強を開始、9月下旬に一次試験本番でした。
また一次試験と同じ日に、二次試験科目である論文試験もありましたが、こちらの方は全く対策していません。
勉強方法
問題集一冊をやりこむ
試験に向けた勉強を始める前にガイド的なウェブサイトなどで調べたところ、「とりあえず問題集一冊を仕上げるべし。複数の問題集に手を出すのはNG」との意見が多数でしたのでその通りにしました。
結果的に一冊の問題集を5周しました。それだけやると予備知識のない分野の問題でもほぼ解けるようになるものです。
ちなみに僕が使用したテキストはこちらです。
わからない問題は答えを見る
これは大学受験に関する本で得た情報です。
曰く、「わからない問題を自力で解こうとしても時間の無駄、さっさと答えを見て答えや解法を覚えればいい」ということで、「なるほど!」と納得しその通りにしました。
結果としてこれは大正解でした。
例えば最初は全くわからなかった数学の問題でも、答えを見ながら何回も繰り返し解いていくうちに、不思議と解法が身についてくるものです。そうすると、これまた不思議と似たような問題も解けるようになったりするんですね。
毎朝コツコツ
「社会人採用試験を受けよう」と思い立ち問題集を買ってからは、毎朝少しずつ勉強をしました。
短いときは15分ほど、長いときは2時間位勉強した日もあります。平均すると、一日あたりの勉強時間は30分ほどではないかと思います。
わからないことはYouTube
わからない問題は答えを見ると入っても、解答だけでは「なんでそうなるの?」と理解できないことも多かったです。
そんなときには、いわゆる勉強系YouTubeチャンネルのお世話になりました。朝やってわからないところを通勤電車の中で補習できるので非常に助かりました。
特にお世話になったYouTubeチャンネルは、、
チャンネル名 | ジャンル |
miniいけ先生の倫政チャンネル | 倫理・政治・経済 |
家庭教師のトライ | 全般 |
地理を通して世界を知ろう | 地理 |
公務員試験エクシア出版 | 数的推理 |
丸竹夷 / YouTube高校 | 日本史 |
です。
チャンネル運営者の皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで無事に一次試験に合格することができました。この場を借りましてお礼申し上げます。
効果的な勉強方法
勉強を初めてまもなく、上述のminiいけ先生の動画のなかで「効果的な勉強方法」ついての動画に出会い、それを参考に勉強をしました。
それがこちらの動画です。
特に「効果的な復習のタイミング」というところは大いに参考にさせてもらいまして、実際にそのとおりのスケジュールで復習を行いました。
最適な復習のゴールデンタイム
復習回数 | 復習までの間隔 |
1回目 | 1〜2日後 |
2回目 | 7日後 |
3回目 | 16日後 |
4回目 | 35日後 |
5回目 | 62日後 |
上記の表は動画の中にも登場し、その科学的根拠についても述べられていますので、ぜひ勉強を進めるにあたって見てもらいたい動画です。
僕はこの通りの間隔で問題集を5周できるようなスケジュールを組んで表にし、毎日チェックをつけながら勉強を進めました。
その結果、使用した問題集に関しては、ほぼ全て正答できるようになったので効果ありです。
感想
一次試験は「国語」「英語」の問題が多い
事前情報としては知っていましたが、実際に受験してみると日本語と英語の文章理解力を問われる問題が本当に多いということを実感しました。
僕は国語と英語はわりと苦にならない方なので、そこは少し楽だったかなと思っています。
数学が苦手でもなんとかなる
僕は数学が昔からものすごく苦手でして、この試験対策でも数学的な問題(数的処理分野)にはかなり手こずりました。
問題読んでもさっぱり意味がわからず、それどころか答えを見ても「なんでそうなるのか」が理解できないことが度々ありました。
しかしですね。上述のYouTube動画などを繰り返し見ているうちに、不思議となんとなくわかるようになってくるものなのです。(本当に不思議です)
高校時代、数学のテストで0点をとったことがあるくらい数学が苦手な僕でもなんとかなったので、きっと誰にでもチャンスがあるのではないかと思います。
論文・面接対策も必須
僕は論文と面接の対策は全くしませんでしたが、本気で公務員になりたいのであれば、論文と面接の対策も必須になると思います。
合格までの道筋を確認すると、一次試験はあくまでも基礎能力を見極めるためのいうなれば「足切り」であり、その先からが本番であるようです。
実際に、最終的な合否を判断する配点でいうと、圧倒的に面接の占める割合が高いです。
なので、最終的に合格を勝ち取りたい!という人は一次試験対策と並行して論文と面接の対策もしておくべきだと思います。
準備は早めに始めよう
あたりまえ過ぎて申し訳ありません。
しかし準備を始めるならば早いに越したことはありません。時間は有限であり試験までの残り時間は刻一刻と少なくなっていくのです。時を巻き戻すことはできません。
もし今この記事を読んでいる人で公務員の社会人採用試験を受けようかどうか迷っている人がいるならば、迷ったままでも構わないのでとりあえずすぐに準備を始めることをおすすめしたいです。
準備を進めつつ「どうすべきか」を考えることは可能です。決断してから走り出したのでは間に合わなくなるかもしれないので、とりあえず走り出してみて、走りながら考えるほうが選択肢が広がるのではないかと思います。
どんな人にもチャンスがある
全然自慢になりませんが、僕の勉強的学習的スペックは平均以下です。
特に理数系が全くできず、はじめて問題集を解いたときには解答への取っ掛かりすら見つけられない問題が数多くありました。
それでも、毎日少しずつ続けていればなんとかなりました。だからきっと、どんな人にだって同じようにチャンスはあると思います。
完走した達成感は良い
勉強開始から試験本番までの半年ほど、毎日欠かさず勉強できたことは自分にとってすごく達成感がありました。
結果として一次試験に合格できたのはおまけみたいなもので、自分で決めたことを最後までやり切った事のほうが僕にとっては重要で、小さな自信にもなりました。
この年にして少し勉強のコツもわかったので、次は簿記とか英検とかに挑戦するのも面白いかなと思っています。
いや、まさかの発見ですけど、勉強って楽しいものだったんですね。
簿記試験も受けてみました。
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