この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
気に入っていた陶器の器を落として割ってしまいました。
大切にしていたので捨てるに忍びなく、また割れたとはいえパーツが全て揃っていたので修理することにしました。
修理前の様子
割れてます。
洗いカゴから取り出そうとして手が滑ってしまいました。
ショックです。
しかし不幸中の幸いにしてそれほど細かく割れず、破片をパズルのように組み立ててみたところピタリと収まります。
この状態なら、しっかり接着すれば形になりそうなので修理することにしました。
修理したとて以前のように食器として使うことは憚られますが、物入れにしてもよし、排水穴を開けて盆栽鉢にするもよし、どう使うかは修理してから考えましょう。
修理の準備
修理にあたって準備したのは、
- 接着剤
- マスキングテープ
- ガムテープ
- 下に敷く紙(広告紙)
- ボロ切れ
でした。
肝心の接着剤はこれを使います。
A剤とB剤を混ぜると5分ほどで硬化し始めるので瞬間接着剤よりは作業時間があり、ちょっとしたズレなどは修正できるはずです。
ずいぶん前に割れた盆栽鉢を修理した際、瞬間接着剤を使用して少し失敗してしまったので、今回は硬化時間に余裕のあるものを選びました。
割れた盆栽鉢を修理した話【接着剤は慎重に選ぼう】エポキシ系なので強度があり、また多少隙間があっても充填しつつ接着できるのでこのようなケースには向いていると思います。
修理の様子
それでは実際に修理した様子をご紹介します。
接着剤を混ぜる
準備した紙の上にガムテープを貼り、そのうえにA剤とB剤を同じくらい出します。
出したら付属のヘラでよく混ぜます。
器をくっつける
接着剤を混ぜたら器の断面に塗り、、
手早くくっつけます。
もたもたしていると固まり始めてしまうので、どういう順番でくっつけていくか事前に考えておいたほうがいいでしょう。
拭き取りつつ調整
くっつけ終わったら接着剤がはみ出ている状態です。
乾いてからむしり取る方法もありますが、僕は乾く前に濡れぶきんでできるだけ拭き取ります。
はみ出た接着剤を拭き取りつつ、表面に段差ができないよう接着面のズレを修正します。
この時点でもうだいぶくっついていましたが、力を入れすぎるとバレてしまうので注意しつつ行います。
あまりしつこく弄っているといいことがないので程々でやめておきます。
接着剤を完全に拭き取ることはできていませんが、あとは乾いてから爪でカリカリしたり不織布でゴシゴシしたりすればきれいになるはず。
しばらく乾燥させる
ほどほどに接着剤を拭き取り終わったらしばらく乾燥させます。
使用によるとこの接着剤は「5分で硬化開始、15分でほぼ硬化」ということですが、表面にのこっている接着剤の薄い膜をゴシゴシこすり落としたいので少なくとも1日は放っておこうと思います。
2日後、仕上げ
2日後。
しっかりくっついているのを確認し、
仕上げとして、不織布で水洗いしました。
傷のつかないタイプの不織布です。
しかし、こびりついた接着剤はあまり落とせませんでした。
カッターでカリカリしたら割と落ちました。
食器で使うわけではないので、表面に多少接着剤がへばりついていても良しとします。
修理後の様子
ということで修理が終わりました。
接着の強度は問題なさそうです。かなりしっかりくっつけることができました。
仕上がりの美しさは90点というところでしょうか。ほんの少し接着面に段差が残ってしまいました。
釉薬が細かく剥落した部分は白い線が残ってしまいますが、それはそれで良いでしょう。却って趣があるというものです。
感想
マスキングテープ不要
接着後の仮止め用に用意したマスキングテープの出番はありませんでした。
仮止めが必要ない程度に粘着力があり、かつ硬化が早いです。
事前テストしたほうが良い
接着剤を混ぜてからどれくらいで固まるのか、本番の前に試してみたほうがいいでしょう。
硬化開始まで5分。瞬間接着剤ほどではありませんがそれほど長い時間ではありません。想定外のことがあるとくっつけるまえに固まってしまい、面倒なことになりかねません。
ボンドは乾いてから取り除く?
その方がより仕上がりがきれいだったかもしれません。
ボンドが乾く前に拭き取ろうとしても、全てきれいに拭き取ることはできずに表面にボンドの膜ができた状態で固まってしまいます。
乾燥させてから擦り落とせるかな?と考えていましたが、どうやら見込みが甘かったようです。
これは次回への教訓として生かしたいですね。
クイック5使いやすい
今回使用した「コニシ ボンド クイック5」は非常に良かったです。
たくさん入ってますし、仕上がりもきれいですし、匂いも強くありません。扱いやすい接着剤ではないでしょうか。
ただし使用頻度がそれほど高くない場合、なかなか80g入り一箱を使い切るのは難しそうなので、小さいパックでも良かったかもしれません。