石膏ボードの壁の穴を紙粘土で埋める

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自宅マンションの壁(石膏ボード)に開けてしまった穴を紙粘土で埋めてみました。

石膏ボードに穴を開けた

数年前に開けてしまった壁の穴です。

部屋のドアを勢いよく開け過ぎてしまい、ドアノブが石膏ボードの壁にぶち当たってしまったのです。

我が家の壁はクロス張りではなく石膏ボードに直接塗装してあるため、このようにドアノブの形にベッコリと凹んで崩れた石膏ボードの中身が丸見えの状態になりました。

すぐに直せば良かったのですが、良い方法が思いつかなかったのと当時は目につく場所ではなかったので、とりあえずボロボロとカスが落ちてこないように養生テープを貼っておきました。

しかし最近模様替えをしたことでこの壁の穴が目立つようになり、それでどうにかしようと思うようになりました。

紙粘土で埋めたわけ

紙粘土で埋めたのは値段が安かったからです。近所のスーパーで100円くらいで買いました。

以前、石膏ボードの穴を埋める用のパテを使ったことはあったのですが、量の割に意外と高かった記憶があり、もっと安価で済ませられる材料がないかと考え、紙粘土ならば安く手に入るのではと思いつきました。

また、材料として安全で扱いやすいだろうという点も考えました。子供が使うものですから。

安価で安全で扱いやすいという点では読みは当たっていたと思います。

実際に埋めてみた様子

まず埋める

まず紙粘土で穴を埋めます。

思っていた通り扱いやすく、また高額なものではないため「失敗してもいいや」と気が楽でした。

余った紙粘土はラップして密閉式保存パックに入れておきました。

こうしておけば、しばらくの間は乾いてしまうことはなさそうです。

サンディング

紙粘土のパッケージに記載の説明によると乾燥時間は「3日ほど」とのことでしたが、いろいろとタイミングが合わなかったので次の作業をしたのは3週間ほど経過してからです。

もうすっかり乾いていました。

見た感じでは肉痩せもなさそうです。

100番のサンディングペーパーでならします。

たくさん粉が出ました。その粉を吸い込んだ掃除機の吸引力があっという間に奪われました。

ペーパーがけを終えたところです。

ほぼフラットですが、やはり石膏ボードとは質感が異なります。

ペンキを塗る

ペーパーをかけたらすぐにペンキを塗ります。

その昔、部屋の壁を塗ったのと同じ色のペンキが売っていて良かったです。

ハケで塗ります。

仕上がりはローラーの方がきれいなのですが、ペンキの無駄を出したくないのでハケを使います。

上の画像は塗りたての状態です。塗ったばかりなのでハケ目が目立っています。

こちらは3時間ほど乾燥させた状態です。

もうほとんどハケ目は気になりません。

表面はすでに乾いており手で触れてもペンキはつきませんが、ペンキの缶には「1日以上乾燥させる」と書いてあるのでそのとおりにします。

完成

ペンキを塗ってから5日後です。

もうすっかり乾いています。

ハケ目は気になりませんが埋めた箇所は質感が違います。しかし遠くからみればわかりません。

また少しひび割れがあるようです。

やってみた感想

施工は簡単

紙粘土は扱いやすかったですし、値段も安いので気楽でした。

気になるような匂いもしませんし、手についた紙粘土は水洗いできれいになります。

こういったところは安心です。

仕上がりはまあまあ

仕上がりはまあまあです。

今回の場合、仕上がりはそこそこでとにかく穴が埋まれば良いと思っていたので、結果には満足しています。

しかし塗装後5日経過時点でひび割れが生じている点は少し気になります。

ひびわれが増えたり、広がったり、また表面の塗装が剥落するようなことがあれば対策を考えようと思っています。

まとめ:割り切ればアリ

紙粘土まで石膏ボードの穴を埋めても、まっさらきれいには仕上がらないようです。

しかし目立たない場所や小さな穴(釘穴やドリル穴)に使用するのであればその点は問題ないのでは。

その上から壁紙を貼る場合、使用するノリ(接着剤)の水分との兼ね合いがどうなるか分からないので、紙粘土は使わない方がいいのではないでしょうか。

実は我が家には、この他にも埋めるべき石膏ボードの穴や隙間があるので、時間を作って紙粘土で埋めていきたいと思います。

いずれも目立つ場所ではないので、紙粘土で十分です。

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