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使っていたプラスチックのじょうろがボロくなったので、今度はトタンのじょうろを買いました。評判が良くて手頃なものを探して見つけたのが尾上製作所のトタン製じょうろです。おすすめですよ。
購入の経緯
購入のきっかけ
約6年使っているプラスチックのじょうろがボロくなりまして、、、
この、「ハス口」の縁がボロボロと崩れてしまい、水やりの最中に外れてしまう事が多くなりました。
それでもだましだまし、しばらくは使っていたのですが、、、
このじょうろ、100円ショップで買ったものなので、もう十分使い切ったかなと。元は十分すぎるほど取ったかなと。
毎日使うものですし、そろそろ新しいのを買ってもいいですよね。
トタン製を選んだ理由
長年使っているトタンのバケツがあるのですが、これがすごく丈夫なのです。
正確には覚えていませんが、おそらく10年程まえに買ったもので、基本的にベランダに置きっぱなしです。つまり、風雨にさらされ、夏の暑さや冬の寒さをダイレクトに受けています。
しかし、錆びてくる気配や、もろくなりそうな気配が、まったく見られません。
もちろん表面の光沢がなくなってきていたりと、古びてきてはいるのですが、機能や強度に関しての劣化を感じる変化がまだ感じられません。
それって結構すごくないですか?
ということで、次は長く使えるようにトタンのバケツを探すことにしました。
トタンとブリキの違い
「トタン」と「ブリキ」は表面処理方法が違います。
どちらもベースは鉄ですが、トタンは亜鉛メッキ、ブリキは錫メッキで表面処理されています。
亜鉛メッキのトタンは傷ついてからでも錆びにくいためバケツや建物の屋根など屋外での使用に使われ、かたや錫メッキのブリキは人体への害が少ないためおもちゃや缶詰などに用いられます。
尾上製作所のじょうろを選んだ決め手
尾上製作所のじょうろを選んだ決め手は、「価格」と「デザイン」のバランスが良かったからです。
まず、価格は約1300円です。(4L)
そしてデザインも悪くない。いやむしろ僕は好きです。
変にオシャレっぽくしない、媚びてないところがすごく良いと思います。
トタン製(あるいはブリキ製)で「オシャレ」を売りにしているじょうろは他にたくさんありますが、もっと値段が高いですし、なにより僕が求めているのはそんなのじゃありません。
昭和23年設立、兵庫県姫路市の会社です。創業時から作っているトタンのバケツは国内シェアで他製品を圧倒しているそうです。現在はアウトドア用のバーベキューコンロや燻製がま、ピザが焼けるオーブンなどが主力。→尾上製作所公式サイト
デザイン・仕様など
デザイン
こういうのを「機能美」と言うのではないでしょうか。
僕は金属加工について専門知識はありません。
しかしこの構造、例えば持ち手の作り方や胴体部分の合わせなどのひとつひとつにはちゃんと理由があり、それぞれに欠くべからざる役割があることはわかります。
水の入る胴体部分は円筒形になっています。真円は負荷が一定にかかるため強度が高いです。
この「手仕事感」が実に素敵です。
ハス口です。ハス口の表面だけ色が違い、それがワンポイントのアクセントになっています。
素材は本体と同じく鉄製です。
これはハス口の裏側です。裏は白く塗られた鉄製ですが、本体との接合部分のみゴム製になっており、本体のノズル先端にフィットします。
サイズ
尾上製作所トタン製じょうろ4Lのサイズ
幅(長さ) | 59.2cm |
奥行き(円筒の直径) | 19.1cm |
高さ(底から持ち手まで) | 21.2cm |
今まで使っていたプラスチックのじょうろに比べるとだいぶ長いです。
しかし、置き場所に困るほどの大きさではありません。
重さ
このじょうろ、本体重量は530gです。
水が入っていない空の状態ならば、おそらくほとんどの人は「軽い」と感じるはずです。
では水を入れるとどうか。
僕が購入したのは容量4Lのじょうろなので、満タンにすると、、、
本体重量530g + 水4Lの重量4000g = 総重量4530g
つまり、水をいっぱいにすると約4.5kgになります。
僕は特別力が強いわけではなく標準的な腕力だと思いますが、このじょうろに水をいっぱいに入れた状態でも片手で持つことはそれほど難しくありません。
しかし、水やりをするのは主に朝早くであり、やや寝ぼけている事が多くバランスを崩しやすいので、水を満たしたじょうろを運ぶときは両手で持つようにしています。
「あまり力がなくて、、、重いものを持つのは苦手」という方でも、おそらく4〜5kg程度であれば、両手で持てばほぼ問題ないのではないかと思います。
手作り感が良い
こういった本体ボディ部と注ぎ口(ノズル部)とは手作業で接合されています。これがなんともいい味を出しています。
先端に向かってだんだん細くなる注ぎ口、この合わせ目も手作業です。
今のこの時代に、1個1300円足らずの商品一つに、こんな手間をかけて割に合うのか?といえば多分合わないと思うんですよね。
それでも、こうして作られていて、それを手にして毎日使うことができるのは、幸運じゃないでしょうか。
使用した感想
一度に汲める水の量
一度に汲める水の量は、4Lなんですけど、、、
僕が毎朝水をやるのは、
鉢植え大 | 5個 |
鉢植え中 | 3個 |
鉢植え小 | 9個 |
総個数 | 17個 |
以上の鉢植え・盆栽たちです。
この大小総数17個に水をやり切るため、3〜4回じょうろを満水にする必要があります。
じょうろに水を汲むのはキッチンなので、毎朝ベランダとキッチンの間を3〜4往復していることになりますね。
以前のじょうろはおそらく今の半分くらいの水の量しか入らなかったので、水を汲みに行く回数が多くて大変でしたが、その点で今はかなり楽になりました。
水の広がりかた
水は結構広がります。角度をつけて勢いよく出せば出すほど幅広に散水します。
逆に、角度を緩やかにすれば狭い範囲に水をやることもできますが、基本的に広がるようになっているので、例えば小さい盆栽一つだけとかに水やりするのには不向きです。
水の出方
水の出方というか、勢いというか、水の粒というかは、けっこうソフトで優しいです。
ハス口の穴は割と細かいので、花や植物を傷めるような勢いで出ることはないと思います。
水の入れやすさ
持ち手は固定されていて、左右に振ったりはできませんが、普通の水道の蛇口から給水する分には問題ないと思います。
じょうろの持ちやすさ
持ち手のサイズも十分、手を入れるスペースも十分空いてます。
また、注ぎ口(ノズル)が長くてある程度の太さがあるので、片手はそちらに添えると満水時でも安定して持てます。
扱いやすさ・操作性
サイズとしてはコンパクトではないですが、持つ部分や手をかけることができる場所がしっかり確保できますので、操作性は良いです。
特筆すべき点としては、円筒形の本体部分と注ぎ口(ノズル)とをつないでいるブリッジ部分が非常に有効で、ここに手をかけることで持ちやすさと操作性が大きく向上します。
プラスチック製のじょうろにはこれが無い(強度的に必要ないわけですが、、)ので、その点に起因する操作性の違いは無視できないと思います。
気になるところ
気になるところは、水が入っていない空の状態だとやや重心が先端にあるのかな?と感じる点です。
空の状態で床に置くと、底面の後端がほんの少しだけ浮いた状態になります。また、水やりの後、ハス口に残水がある状態だと先端が垂れる「前だおれ」状態になることもあります。
ですが、だからといって何か実害があるわけではありません。
使用後はよく水を切っておけば、いわゆる「前だおれ」することもないですし、気になるならば本体に水を少し残しておけばOKです。そしたらバッチリ安定します。
まとめ
まず「丈夫」、そして「価格が手頃」、さらには「使いやすい」、その上「見た目もいい感じ」
今の自分にとって理想的なじょうろを手に入れられたと思います。
長く使えると思いますので、これから少しずつ古びていい感じになっていくのが楽しみです。
次に買うとしたらこの9Lですね。縦でなく横向きについている持ち手が非常に良いです。全体のボリューム感やバランスもとっても素敵です。